新潟日報「さんぽみち」掲載 バックナンバー
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新潟日報「さんぽみち」2017.夏号
他、記事掲載
令和元年度インフルエンザ予防接種について
・実施期間:令和元年10月21日〜令和2年1月31日
・接種料金:1回、3,600円
(2回接種の場合は合わせて7,200円となります)
→ 65歳以上の方は市から助成が受けられますのでご確認ください(無料対象の方は無料接種券をご持参ください)
・予約方法:
9月17日より電話(025-257-7070; 診療時間内にお願いします)、
※今年度もインターネットでの予約は受け付けておりませんのでご了承ください
(水曜日、土曜日の午後、日曜日、祝祭日の予約は避けていただきますようお願い致します。また、年末年始に関しても12月29日〜1月5日までは不可となります。ご了承ください。
当クリニックは禁煙外来を行っています
「自分の身体のため、または子供たちのため、なんとか禁煙したいがどうしてもできない」「一度止めたけどまた始めてしまって、禁煙に失敗した」などという人はいませんか?タバコに対する「心理的依存(習慣)」、イライラなどの離脱症状(禁断症状)を起こす「ニコチン依存」は、医師やお薬の力を借りなければ、なかなか克服できるものではありません。当クリニックでは禁煙外来を行っており、医師が身体・精神的にサポートし、禁煙できるように導きます。
禁煙外来での治療の流れ
禁煙外来ではおよそこのような流れで治療が実施されます(以下は保険治療の一例)。
<初回>初診時の問診では、治療法の説明の他、ニコチン依存度、喫煙の状況、禁煙の関心度などがチェックされます。また、呼気中(吐き出す息)の一酸化炭素濃度の測定、禁煙開始日の決定と「禁煙誓約書」へのサイン、次回診察日の決定を行い、治療のための禁煙補助薬の処方を受けます。
<2回目>初回から2週目に再診し、喫煙状況の問診を受けます。呼気中の一酸化炭素の測定を行い、禁煙補助薬の追加処方を受けます。
<3回目>4週目、8週目の再診でも、呼気中の一酸化炭素の測定とともに、出現した離脱症状の確認や対処法などのカウンセリングや治療を受けます。
<4回目>12週目の再診が最終回、治療終了です。禁煙に成功していれば、そのまま禁煙を継続するためのコツを理解します。
※保険で認められている通院回数は、初診を含めて計5回、期間は約3か月です。
禁煙治療(自己負担3割として)は、処方される薬にもよりますが8~12週間で12,000円~19,000円程度です。1日1箱喫煙する方なら、8~12週間分のタバコ代より保険診療で禁煙治療を受けた場合の自己負担額のほうが安くなる計算になります。
*内服タイプの禁煙補助薬は眠気などが生じるため、自動車の運転など危険を伴う機械の操作はしないというのが条件になりますのでご注意ください
睡眠時無呼吸症候群の検査実施しています
睡眠時無呼吸症候群とは?
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)とは、睡眠中にたびたび呼吸が停止したり弱くなることで、十分な酸素を取り込めなくなったり、熟睡できなくなったりする病気です。この病気がもととなり、日中に眠気がさすなど、さまざまな症状が出てくることで、日常生活に支障をきたします。また、睡眠時無呼吸症候群は、高血圧などの生活習慣病とも深く関係しており、放置すると生命の危険にさらされる恐れもあります。睡眠時に10秒以上の無呼吸・低呼吸状態が、1時間に5回以上起こるようであれば、睡眠時無呼吸症候群と診断されます。
検査法は?
睡眠時無呼吸症候群の検査には、睡眠状態と呼吸状態をトータルに判断する終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査と呼吸状態を簡易的に判断する簡易検査装置を用いるものがあります。当クリニックでは簡易検査を実施しています。
小型の携帯装置を自宅で一晩装着します。鼻(呼吸)と指(血液中酸素濃度と脈拍)にセンサーを装着します。検査日については、来院した際に調整いたします。
第7回健康教室のお知らせ
第7回 ふるしまクリニック 健康教室
「不眠症について」
令和元年12月7日、「不眠症について」という演題名でお話しを致します。不眠症の原因、対策、睡眠薬の使い方、などについてお話しします。皆様のご参加お待ちしております。
成人用肺炎球菌ワクチンの接種について
昨今、成人における侵襲性肺炎球菌による肺炎のリスクが問題になっています。当院では、成人用肺炎球菌ワクチンの接種を扱っています。今年度も新潟市より補助がでます。(自己負担額は4,000円です)補助の出る方の対象者は、平成26年度〜平成30年度までは以下の通りです。前年度の末日に各64歳、69歳、74歳、79歳、84歳、89歳、94歳、99歳の方(各当該年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方)
過去に1度でも、肺炎球菌ワクチンの接種を受けた方は対象外となりますのでご注意ください!(ワクチンの種類によっては可能な場合もありますので、ご相談ください)
対象者は、新潟市からは個別案内のはがきが7月下旬に送付されますが、それ以前でも接種可能ですので、ご相談ください。
上記対象者以外の方でも肺炎球菌ワクチンの接種は可能ですが、自費となります(8,640円)。
助成対象の方が持参していただきたい物
・健康保険証など、住所・氏名・生年月日が分かるもの
・無料接種券(助成対象に該当する市民税非課税世帯の人。7月下旬に郵送予定)
・生活保護受給証明書または被保護者証明書(生活保護受給者)
・身体障害者手帳または主治医の証明書(接種日に60歳以上65歳未満で、身体障害者手帳1級相当の心臓・腎臓・呼吸器の障害がある、またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害がある方)
インフルエンザの予防的投与について
インフルエンザは、家族の1人がかかると家族全員に感染してしまうことがあります。
インフルエンザワクチンを接種されていない方は特に感染しやすいようです。そういった際に、抗インフルエンザ薬であるイナビルやリレンザ、タミフルを予防的に服用していただくことで、インフルエンザ感染のリスクを減らすことが報告されています。これが予防的投与です。
ご希望の方は予防的投与ができますが、予防投与には保険は適応されません。保険医療ではなく、自費診療となるため投薬量・薬代が実費になります。予防投与の効果としては完全ではないですが、ご家族や同僚の方の感染が発覚され次第、早期から服用することで感染のリスクが減少する可能性があります。
リレンザを予防に用いる場合:1回2吸入を10日間
タミフルを予防に用いる場合:1回 75mg を1日1回、7~10 日間内服
イナビルを予防に用いる場合:1日1回20mgを2日間吸入
健診で心電図異常を指摘されたら
春には学校でも職場でも健診を行うところが多く見られます。心電図は健診ではほぼ100%行う検査で、心臓疾患の有無を調べる第一歩の検査です。健診での心電図は、少しでも多くの心臓疾患をすくいあげようと、異常の基準を厳しくして再検査を勧めるようになっています。心配ない方がほとんどですが、ときには重大な病気を早期発見できる意味で重要です。健診で心電図異常を指摘されたら是非、当クリニックに相談下さい。心電図のどこが異常とされたのかを分かりやすいように説明するとともに、状況に応じて心臓超音波検査、24時間ホルター心電図などの検査を行います。遠慮なくご相談下さい。
心血管ドックについて
近年の生活習慣の欧米化によって、日本人の心臓病の罹患率は増加の一途をたどっています。それに伴い心臓病は日本人の死亡原因の2位(1位は癌)となっています。また、心臓病は胸痛、息切れ、動悸などの症状が特徴ですが、なかなか症状として現れない時期があります。今回当クリニックでは、心臓病、動脈硬化の初期の段階での異常を把握することを目的に心血管ドックを始めました。検査内容は以下の通りです。兄弟、両親が心臓病で…とか、動脈硬化が心配..といったような不安を抱えている方は是非ご相談下さい。
基本項目(費用:10,000円(税込み))
- 心電図
- NT-proBNP (血液検査:NT-proBNPは心臓に異常がある場合上昇します)
- CAVI(四肢の血流の検査, 動脈の硬さの評価)
- 心臓超音波検査
オプション項目
- LOX index(血液検査)(費用:10,000円(税込み))
※LOX indexとは?LOX indexは、動脈硬化、冠動脈疾患のマーカーとなる指標で、採血のみで簡易的に実施可能です。未病の段階からリスクを予測し、その後の検査、治療の必要性の判断に有用です。
心血管ドックは完全予約制です。事前にお問い合わせ下さい。